例えば、ウェスパシアーの時代(* 第9代ローマ皇帝)のことを考えてみよ、そうすれば次のようなものを残らず見出すだろう。

結婚したり、子供を育てたり、病んだり、死んだり、戦争をしたり、祝日を祝ったり、商売をしたり、耕したり、へつらったり、高慢になったり、疑ったり、陰謀を企てたり、誰かが死ぬように祈ったり、今与えられているものに対して ブツブツ言ったり、愛したり、貯め込んだり、社会の地位や権力を欲しがったりする人々。
ところが、こういう人々の生活は、もうその痕跡すら残っていない。

次にトラヤーヌス(* 第13代ローマ皇帝)の時代に移ってみよう。
そこでも何から何まで同じことだ。その生活もまた逝ってしまった。

中略

いかに多くの人間が力の限りを尽くして努力し、程なくして倒れ、元素に分解して溶けてしまったかを見るだろう。
あなたが知っていた人々を思い出しても、それは明白だ。

マルクス・アウレーリウス (*161年ー180年まで、第16第ローマ皇帝)
《自省録より》

1900年前から、同じ考えを巡らせている、人間さんたち。
幻のごとくここにやってきて、感覚の体験をして、そして去っていく。

少なくとも、マルクス・アウレーリウスがローマの皇帝だった、1900年前から。

ちょっとした最近の変化は、インターネットで世界は繋がり、iphoneとかでFBをチェックしながら、幸せなそうな人々の投稿を見れること。みんな幸せそうだけど・・(う〜ん、私はそうでもない !? )

『地球での人間の進化とは? 』
そもそも、human being (人間)とは、Human という形と、Being という魂・意識が合体したもの。
ど根性ガエルの、ヒロシ君が、1900年間変わらない思考を頭の中で繰り広げる形・皮だとすると、外側はそんなに変わってないかもしれない。
でも、内なるぴょん吉君という意識は、目覚めようとしている。そんな感じ。

この目覚めは、波としてやってきている。
2500年前のブッダや老子、2000年前のイエスであったり、マルクス・アウレーリウスであったり。

重要なのは、彼らの教えーーもそうだけど、ぼんやりと寝ぼけまなこな人も、目が覚めてもまた眠りに落ちる人も—– どんな目覚めであっても、ちゃんと切り取られて宇宙の叡智のデータファイルにストックされていく。

だからね、一人一人の経験で、無駄なことは何にもないんだよ。

今また、波がやってきている
ひたひたとやってきている

ぴょん吉くんが、ひたひた・・・とつながっていく(笑)

でも、また2度寝してしまっても、それもOK。
きっと、地球時間であと2000年くらいしたら、 みんな目が覚めているはずだから。

それぞれの体験は、ぴょん吉台帳に記録されていく。

というわけで、ぴょん吉君の目覚めを促す、
リコネクティブヒーリングのセミナー きてね(←宣伝 ^^)

【追記】

マルクス・アウレーリウスとは?
哲学者とローマ皇帝という、叡智と社会的影響力が共生するという、当時は、少なくとも・・・というか、かなりレアな存在。

息子は映画グラディエーターに登場する、、びっくりするくらい暴君コンモドゥス (どうもお父さんも殺してしまったらしい)。
親の 目覚め 子に伝わらず・・・涙

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日本語訳

《自省録》は、神谷美恵子/ 岩波出版がお勧め。
古典ギリシャ語→ 日本語訳です。神谷さんはすでに亡くなられているのですが、40年前の日本語はとても美しい!

英訳

《Meditations》 / Modern lLbrary 出版 – Gregory Hays 英訳
原書の難解古典ギリシャ語を、シンプルでパワフルに英訳したこちらがお勧め。