Queen の伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』は1970年のクイーンの結成から1985年の「ライヴ・エイド」に至る、彼らが伝説になるまでを描いたもの。
クィーンを知らなくても、元気をもらえること間違いなしの最高の映画なので、人生に落ち込んだり悩んだりしている人はぜひ観にいってみてね。
(Queen の本物のライブエイド(Youtube動画) と区別がつかないくらい、フレディ・マーキュリーを演じたRam Malek の演技は圧巻。 ライブエイドに使われたウェンブリースタジアムは、今は取り壊されているため再現したそうで観客も本物。役者もそうですが、ハリウッドのスケールはやはり桁違い!)
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メアリー・オースティンと暮らした6年の歳月の中で、フレディ・マーキュリーは自分がゲイであることに気づいていきます。
ゲイもエイズも、そして移民であることも英国社会では偏見があった1970~ 1980年代、フレディは社会からすれば底辺のマイノリティなわけです。
でも、そんな 真実の自分をまるごと向き合い 受け入れていくのです。
“Freddie Mercury The untold story ” 長編インタビュー(youtube)にある、フレディの友となり最後も看取ったメアリーのコメント。
フレディが私に ついに真実を告げたあと・・・
もう彼が 自分を偽らなくてよくなったあと・・・
人間としてのフレディの魂が 解放され輝き始めた。一人の人間が 在るがままの魂を生きるのを見るのは
愛するものがゲイかどうかなんてもうどうでもいい
心が震える感動的な体験だった。
「僕らは同じ手法を何度も繰り返さない」
フレディが作詞をし世界的ヒットとなった 「ボヘミアン・ラプソディ」は、当時の常識とかけ離れた音楽で世間に認められようと思ったのではなく、一つの魂が純粋に情熱に導かれ形になったもの。
スティーブジョブズもそうであったように
誰の真似でもない フレディ独自の世界観だったから
そしてそれがとても魅力的だったから 世界中が 今だに Qeen に 魅了される。
「僕らは同じ手法を何度も繰り返さない」
常識ってなんなのだろう?
本当は、みんな ただ愛されて受け入れてもらいたいから、ちっちゃな四角い箱の中でいい子にしている、特に日本の社会は。
恐れや自信のなさから隠れるには、常識があると便利。
経済的に安定しているには、常識というシステムの中で生きているのが効率的。
でもね、あなたが、あなたの真実を生きることが
あなたの魂も幸せにするし、周りの人も幸せにするのかもしれない、
そんな風に、ちょっと視点を変えてもいいのかもしれない。
フレディ・マーキュリーが45歳で逝ったのは、1991年11月24日。
今も生きていれば、超かっこいい72歳になっていたはず・・・。
美しくも哀しい圧倒的な声量と、まるで火山が噴火するようなステージでのエネルギー。
このエネルギーはステージに上がると『 やってくる 』といいます。~~~~~~~~~~~~~~
《ボヘミアン・ラプソディ イントロ部分より》
ママ 人生は始まったばかりなのに
僕はもうすべて駄目にしてしまった
ママ ああ ママ
ママを泣かせるつもりじゃなかったんだけど
明日の今頃になって 僕が戻らなくても
今のままで生きていってほしい、まるで何事も無かったかのようにもう遅すぎるんだ 僕の最期が来た
体の芯から震えが走る
体中が苦痛に責めたてられるんだみんな、さようらな 僕はもう行かなくては
みんなと別れ 一人で真実と向かい合う時だママ ああ ママ
僕は死にたくないよ
時々 思うんだ、いっそのこと生まれてこなきゃよかったって