セルゲイ・ポルーニン(Sergei Polunin )
 19歳にして英国王立バレエ(ロイヤルバレエ)の最年少プリンシパルになるも、2年でそのキャリアを放棄。30歳となる今は、若い世代のダンサーたちが、属すバレエ団の縛りをうけることなくアーティストとして世界で自由に活動の場を得られるようにと、道を切り開いている。
(バレエの世界は古い閉鎖されたシステムで守られていて、日本で例えるとスマップとジャニーズ事務所の関係みたいでしょうか)

彼の Take me to Church のビデオは、セルゲイが最後の踊りにしようとした作品(このビデオ撮影を最後に、きっぱりとバレエダンサーを辞めようと思っていたそうです)。

幼少からバレエだけしか知らない人生、そして彼を経済的にサポートするため両親やおばあちゃんがバラバラになり働かなくてはいけなかったこと・・、両親の離婚、ロイヤルバレエを突然去ることによる世間のバッシング、ドラッグや刺青、9時間におよぶTake me to Church のシューティングは深く内にと瞑想のように入りこみ今までの人生を感じながら、苦しさの中で泣き続けたそうです。

 人生というのは、私たち一人一人に与えられた宝物のようなもの、
だから、それを使って人々の心に寄り添い助け、そして良いことに使われなくてはいけないんだよ

 誰かのための真実ではなく、自分にとっての真実を生き切ること
(セルゲイ・ポルーニン)

新しい時代の 強くて美しい魂・・・、
彼が心底自分の真実に正直でいてくれることが、世界中の人をインスパイアする・・・。

そして、わたしたちも、生きる場所も環境も違っても、人生で大切なことは同じなのだと思うのです。
自分にとっての 真実を 生ききること!

 

彼のインタビューを見ながら ある有名な祈りの言葉を思い出しています。

変えられないものを受け入れる 穏やかな心
変えられるものを変える勇気

そしてこの二つを 見分ける叡智を与えてください