愛と恐れについて
Ken:
恐れを超えて、光と愛につながっていくには、どういうことに気づければいいのでしょうか?
エリック:
Eメールで何かメッセージを読むという例を使ってみたいと思います。
Eメールでは書いた人の声のトーンがわかりませんよね。だから、「ちょっと軽蔑的なメッセージだ」と感じたら、そこで一旦止まって、今度は、より心地良いような声の調子で読み直してみるのです。そしてこのメッセージが本当に軽蔑的なのか、それとも私たちが自分のネガティブなトーンをそこに当てはめてしまったのかということを認識することができます。
人間関係の中でいろいろな形でストレスを感じた時にも、数メートル下がって、全体像をみてください。
自分の感情が恐れからきているのか、愛情からきているのか。恐れというのは、本当のところは、自分が愛されないのではないか、という恐れなのです。
(本田健 Dear Ken 2016年5月24日配信記事より)
*恐れや怒りの裏に隠れた感情を知り、自分の行動で状況を変えていく大切さをエリックは伝えています。
怒りも掘り下げていくと、「あぁ、本当は悲しかったんだ」 と気づけたりすることがありますよね?
誰でも怒っている人にはあまり近づきたくないから、往々にして怒りは自分と人を分離させてしまう。
でも、もし誰かが怒っているのを見たら、本当は悲しかったり怖いんだよね・・・と、私たちはその人に近づいていって愛してあげるというか気持ちに寄り添う選択をすることもできるのです。ちょっと勇気がいるかもしれませんが。なにはともあれ。