昨夜の雪が、東京の汚れた空気を地上に落としてくれて、街は清々しくきらめいています。
そんな中、黒い地平線との境目から、ここだよ〜と言わんばかりにニョキっと頭を突き出しているのが、東京スカイツリー。
ソニアリキエルが、エッフェル搭のことをヘボ女優と愛情を込めて呼んでいたっけ…。
雨、彼女は大好きな雨降りの中で、姿勢正しくまっすぐに立っている。
謎めいた建造物。
ヘボ女優だけど、彼女はいつも舞台に立って、自分の役割をしっかりと心得ている。
スカイツリーも、まだまだ新参役者だけど、これから多くの人がスカイツリーと共に想い出を作っていくのでしょうね・・・。
私たちの世代は、東京タワーがそうであったように。
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2014年の大晦日、2ヶ月後に迫った日本では4年ぶりに開催されるリコネクションのセミナーなのに、受講者数が未だ満ちず開催はいつキャンセルされてもおかしくない状況でした。
米国側も日本側も開催のための最終調整を終え、各国からほぼボランティアでやってくる講師陣や、エリックはじめ米国本部のスタッフのエアチケットもスケジュールもすでに抑えられてしまったのに、受講者だけが増えていかない・・・。
2014年12月31日の夜半、
都内にはその年初めての雪が降り、漆黒の空から舞い降りたと思ったら何かにぶつかり、溶けて消えゆくはかない雪の片鱗を、セミナーをどうしても受けたいという人の人生と重ね合わせながら見つめていました。
余命宣告を受けている人たち、わたしだったら生きていれたかどうかもわからないような運命を超えてきた人たち。
あったのは、そんな人たちにどうしても”癒しのフィールドの温泉”?(リコネクティブ周波数帯)だけは提供しなくてはいけないという、使命感のようなもの。
あとは宇宙の叡智が本当にあるならば、それがすべて行ってくれるはずだから託せばいいという思い。
(わたしのエゴなのかもしれませんが・・・)
2015年2−3月の、リコネクティブヒーリングのプログラム、そして同年9月のリコネクションのプログラム、300名近くの人が東京スカイツリーのそばで、それぞれの人生を抱え、リコネクションに携わりました。
会場に行く道すがらやホテルの部屋から目に入ったり、あるいは実際観光でスカイツリーを訪れた人もいたかもしれません。スカイツリーという新参役者さんはスクッと舞台に立ち、それぞれの人に、自分の役割をしっかりと演じてくれたのだと思います。
たくさんの時が経ち、いつの日かまたスカイツリーを見あげたとき、少なくともわたしの中に喚起されるのはリコネクションの想い出だと思います。
2016年7月も、同じ場所で、リコネクティブヒーリングのプログラムが開催される予定です。
新たにスカイツリーと出会うであろう多くの人生が、穏やかで素敵なものになりますようにと、静かに祈ります。