明日は七夕で織り姫と彦星は再会を許されるわけですが、
わたしも(1年に1度とはいわないので)一日だけあちら側にいる大好きだった人たちに会わせてあげますけど、どうやって過ごしますの?と天の神さまに聞かれたら、
モーリー先生が言うような、普通な日常をお願いします!
と言います。
会えなくなり一番懐かしく想い出すのは、一緒に散歩をしたりご飯を食べたり、笑いあったりした木漏れ日のように穏やかな、日々のシンプルなこと。
モーリー先生との火曜日、そしてSeason in the Sunで歌われているように、大切なことはいつも目の前にちゃんと与えられているのですね。
それに気づきさえすれば、
たとえどんな状態にあっても、与えられたものや一緒にいる人にありがたいなぁと、慈しむ気持ちが出てくるはず。
パーフェクトな一日が過ごせるとしたら?
モーリー先生との火曜日
ALS という難病におかされ死を前にしたモーリー先生が、かつての教え子との、亡くなるまでの14回の“最後の授業“ を記録した実話。
映画にもなり、生きる叡智がいっぱいつまっているので、心がくじけそうな時おすすめです。
13回目の授業のとき – すでに食べることも身体を動かすこともできなくなった先生に- 教え子は尋ねます。
もう一度健康な身体でパーフェクトな一日が過ごせるとしたら、何をしたいですか?
朝起きて身体を動かして、紅茶と一緒に美味しいパンを食べる。
そして泳ぎにいって、友人を招いてランチをして、その時も大勢でなく1人か2人。ちゃんと家族のこととか悩みも聞いてあげなくちゃいけないからね。
それから、散歩にいって、樹々の彩りを感じたり、鳥をみたりするかな。
夜は、レストランにいって、お腹いっぱいになるまで美味しいパスタや鴨を食べ、そして疲れるまでずっとそこにいる人たちとダンスをするんだ。
そして、家路につき、ぐっすりと眠れれば、それが最高にパーフェクト一日。
Seasons in the Sun
この曲は、1970年代から多くのアーティストによりカバーされているようです。
– 複雑な人間もようが展開され、浮気をしていた妻だけどそれでも愛している- というバージョンまであり、あとはもう個人的好みになりますがわたしが気に入っているのは、Westlife
死を覚悟した人が残されたものに捧げるというもので、内容は意訳ですがこんな感じ。
太陽の下で巡る季節を一緒に生きた、愛する人たちへ。
空気の中に春の陽気が漂い始め、大空では鳥たちが歌っている。
それなのに、みんなにさよらなをして死んでいくのは辛い。
楽しかった! 嬉しかった! ・・・一緒に過ごせて。友よ、さよなら
子供の時から一緒で、野山をかけ膝小僧を擦りむいて遊んだり、傷つく経験もした。
ABC や、恋も、学んだよね。また僕を想い出してほしい。父さん、さよなら
あまりいい息子ではなかったけど、僕のために祈って欲しい。
良いこととは何かを教えてくれようとしたよね。
逝ったあと子供達が遊んでいるのを見たら思い出して。その中にも僕はいるから。小さき娘ミッシェル、さよなら
愛をくれたよね。落ち込んでいるときはまとわりつき、元気づけてくれた。
春の花が咲き誇るなかで、もう一度一緒に過ごしたかった。