上野圭一さんにお会いしに、伊豆の 癒しと憩いのライブラリー に行ってきました。
(HP上に、館内の様子がわかる素敵なビデオがアップされています)

上野さんは、日本ではアンドルー・ワイル博士の翻訳者としても有名な方です。
ワイル博士の教えは、昨今は日本の代替医療の医師たちにも人気らしく、癒す心、治る力などは、このご時世にもかかわらず1998年以来未だに増刷がかけられているとのこと。

さて、癒しと憩いのライブラリーというのは、上野さんと、サザンクロスという伊豆の名門ゴルフクラブのオーナーであった、北村重憲氏の出会いから始まりました。

運命の糸に手繰り寄せられたとしか言いようのないお二人の出会いに始まり、2013年にライブラリーとして空間ができあがっていく様子、そして予期せぬ北村氏の急逝。
そんな歩みが、館長・上野さんのブログに粛々と記されています。

オープニングに向けての様子
北村重憲さん

上野さんは少し寂しそうに、北村さんと交わしたであろう遠い約束を懐かしむような目をして言います。
「たいへんな時は、今でもよく重憲さんと話をします」

わたしは、
「そうですね、よくわかります。わたしも同じことをしますので」と、こころの中でつぶやきます。

何千という人の生に関わり、終の住処としてここに辿り着いたであろう2万冊ひとつひとつにも、無数の物語がある。
上野さんも、わたしも、本たちも、どこまでが自分の過去で、どこからが他の誰かの未来の夢なのか境目がわからなくなるような空間に抱かれ、静寂な時だけが流れていきます。

IMG_0728

▪︎▪︎▪︎▪︎
上野さんのブログにもあるように、書架をぎっしり埋め尽くすのは全国から、あったかい善意で寄贈された癒しと憩いに特化した本たち。
これほど程度のよいものや、希少本、また高価な書籍が送られてくるとは思ってもいなかったそうです。

癒しと憩いのライブラリーのように、お金をかけず寄贈とボランティアというシステムでライブラリーを作ることは誰でも実現可能なことだそうです。個人宅の小さな空間だっていいのです。

一つだけ大事なポイントがあるとすれば、扱うジャンルを絞りみ、寄贈してもらうこと。

ちなみに、癒しと憩いのライブラリー、一日館長さんを募集中。
条件は、本好きなことだけです。
(上野さんの面接はありません(笑))

この日一緒に伊豆までいった、リコネクション仲間の、ミュウちゃんと、フミカちゃんでさっそく応募してきました。
2〜3ヶ月に一日お手伝いに行ければいいなと思っていますので、受付で座っていてもビックリしないでくださいね。

ーーー

* 上野さんが館長さんとしていらっしゃるのは1ヶ月に一度くらいなので、上野さんに会いたい方は事前に確認されることをお勧めします。
* アクセスは、電車の場合、川奈駅からだと、タクシーで1メーターとのこと。