前回に引き続きマインドフルネス瞑想についてです。
効果の科学的検証
瞑想は、何回か試した人はやれば効果があるのはわかっているものの、続かないコトのトップにはいるのではないでしょうか?
最近は、瞑想と脳の関係性がMRIによって証明されてきています。
例えば継続的に瞑想を続けると、学習や記憶、感情コントロールに関わる海馬が活性化され大きくなる、とか、うつ病やPTSD、また強いストレス下で起きる神経細胞(ニューロン)が集まる領域の萎縮が改善される、などを、ビフォーアフターを画像で確認できてしまうわけです。
– Harvard Business Review (ハーバードビジネス・レビュー)は、”瞑想はCEOにとって有益” という記事で(how meditation benefits CEOs) 、集中力や創造性、そしてEI (emotional intelligence 感情の知能)を高め、人間関係を良好にすると記しています。
– UC Davis Center for Mind and Brain Research Summit: Perspectives on Mindfulness
カリフォルニア州立大学デービス校 《心と脳のセンター》では、2015年5月に、マインドフルネスについての研究学会を行っています。
– スタンフォード大学医学部には The Center for Compassion And Altruism Research And Education (思いやりと利他主義研究教育センター )というのがあり、ここでも瞑想に関する多くの研究発表がHP上にアップされています。(ちなみに、センター創立者のDr. James Doty は、とても慈愛に満ちていて、有名な人です。ダライ・ラマや、日本でとても人気なハグする聖者、アマンとの対談ビデオもあり)
そうだ!瞑想しよう
というわけで、
瞑想
やらないのは、もったいない !!
いつまでも若々しい脳も、たもてるかもしれない (笑)
別にマインドフルネス瞑想じゃなくてもいいのです、自分にぴったりのものを見つけて続けること、が重要なのです。
マインドフルネスがこれだけ米国で受け入れられているのは、制約がなにもないから。
例えば
– 宗教色
– 衣装
– その瞑想法に紐ずけされている、人の存在
– マントラ
– 苦行/ 修行
– クリスタル・パワーストーン(石)などの、物の使用
– 高額な料金設定
– 方法論など
な〜んにも、ないのです。(もちろん上記のものが自分にあっているのなら、それもOK。キーワードは、自分にフィットするということなので)
ニュヨークのタイムズスクエアという人間の狂気を象徴するような場所で、夏至の日に行われているヨガのイベントというのがあります。趣旨は、日々のストレスや狂気をヨガによって超えること。近年では1万6千人前後が参加するこのイベントもきっかけとなり、2014年には国連が7月21日を International day of yoga (国際ヨガの日)と定めたそうです。
地球が平和になるには、70億の人口の、ほんの数%の心が平和になればいいそう。その数パーセントから、連鎖的に平和は広がっていくのです。
このヨガイベントも、15年前にたったの3人から始まっているのです。
そんなに遠くない未来に、タイムズスクエアで人種や宗教を超えて人々が瞑想する光景も、夢物語ではないかもしれませんね…。
ニューヨークで糾弾に倒れたジョンレノンの、イマジンの歌詞のように・・・。
想像してごらん 国なんて無いんだと
そんなに難しくないでしょう?
殺す理由も死ぬ理由も無く
そして宗教も無い
さあ想像してごらん みんなが
ただ平和に生きているって…