昨日、日曜日は毎月一度代々木公園で開催される
アースデイマーケット (詳細はクリック)に行ってきました。

有機農産物ブームの昨今、大手のスーパーではここ数年で
“にわか有機”に鞍替えしたような
業者の商品が目立ちます。 

有機、JASの認定を受けるは10万近くの料金と
検査が必要になってくるのですがこのアースデイマーケットでは
認定は受けていないがきちんとこだわりをもって
農産物を生産されている個人レベルの出展が
目立ちました。

スーパーの、にわか有機は形も均一できれいで
普通に栽培されているものと
どう違うの?っていうのが多いのですが
(値段はあきらかに違う ^^)
ここに並んでいたのは
皮が汚れていたり、曲がっていたり、泥つきだったりと、
でもパワーがあって甘くておいしいのです!
野菜がこんなに贅沢な食べものだったとは
感謝することうけあいです。

しかも間に業者がはいらず直販売なので安い!!!

今の日本人というのは形が整っていて、きれいじゃないと
野菜なんかは売れないらしいし虫食いなんてとんでもない。
結局消費者がきれいなものをもとめるから生産者側も
そういうものを提供せざるを得ない悪循環。

私たちが意識して、大変な有機農法で頑張っている
農家の人から購入することで彼らを助けることにもなるし
この有機マーケットの拡大や質を向上させることに
貢献することになもなるのです。

話は少し飛ぶのですが
アメリカに“食べられる校庭”という食農教育プログラムを
推進しているアリス・ウォータースという人がいます。

“子供たちは校庭の畑を耕し、野菜や果物を収穫し、
それを使ってみんなで食事を作る。
そして大きなテーブルにクロスをかけ、
やはり校庭で育てた花を飾り、
友人と食事をともにする喜びを知る。
その中の何人かにとっては、このときが
一日でー家族ーと食事をする唯一の
機会かもしれない” (記事抜粋)

なんてステキなことなんだろうって思いませんか?
食べ物は人をつくり魂をもつくるもの。

日本の学校でこの思想を実践できるとすればまだまだ
先の話になるのでしょうが
個人レベルでは作るところまではできなくても
きちんと自然のサイクルにしたがって栽培、収穫された
ものを選択し、親しい人と食べるという時間を分かち合う・・・
これならできますよね。
(まぁ、選択の余地なしっ、て時もありますが)

ちなみにアースデイでの私の収穫は
野菜はもちろんのこと、手作りこんにゃく、手作り石鹸、
手絞り椿油(と、みんな“手”つき)、天然酵母パン、ハーブなどなど。

あ~、まだまだ買いたらなかったです・・・。